幼稚園の入園式までにこれをやっておけばOK
朝来て真っ先にやること
衣服 | 靴の脱ぎ履き |
一人で着替え | |
オムツを取る |
最初につまづく原因になるのは、朝の出来事です。
靴の脱ぎ履き
外靴から上履きに履き替えることを、入園前におうちで練習してみる。
上履きは保護者の方が思っている以上に、履くのが難しい。
ジャストフィットを選びがちですが、少しだけ余裕のあるサイズの物を選びましょう。(この時、足の幅もきついものは避けましょう。)
また、一人で履きやすいように上履きのかかとの「ベロ」のところにひもなどで輪っかをつけてあげると力が入りやすく履きやすくなります。
どちらにしても、おうちで履き替えの練習をして様子を見てあげることは大事です。
一人で着替え
よく、身支度の時に立ったまま何もしない子がいます。
一発で「お家ですべてやってもらっているな・・・。」と、見抜かれてしまいます。
スモックなどのかぶり物の服の場合、どこから頭を入れるのか、かぶったら袖を通す行為をできるように。
クラスカラー帽子などがある場合、帽子のかぶり方も大事です。
ゴムはどのようにして持って、帽子はどっちの手で持ってかぶるのか。
確かに幼稚園で教えることでもありますが、おうちである程度教えてもらうだけで、登園時間の朝の大混乱がだいぶ解消されます。
タオルやハンカチなど、簡単な形の物をたたむ練習もしておくと良いですね。
オムツを取る
オムツが取れていないと、トイレトレーニングに保育者の手がかかる。
時間を取られることで活動の妨げになり、こどもたちの集中も途切れる。
子供たちの待つ時間が増える。
進められる活動も進みが遅くなり、目標まで行かない。
→ 悪循環です。
トイレトレーニングをしていないことで、結局はご自分のお子様の為にはならないということになります。
幼稚園でオムツを取ってもらおうと思っている方、間違っています。
あとは、男の子用便器で立って用をたす練習もしておくと良いですね。
その時に、おなかの前で洋服が濡れないように持ち上げて持つことや、おしっこが前に出るように手を添えることもできると更に良いです。
これ、意外と出来る子と出来ない子で大きな差が出ます。
やっておいて損はない
習慣 | 片づけを覚える |
返事をする習慣をつける | |
自分の物と他人の物の区別ができるようにする |
かたずけを覚える
オモチャの片づけ、種類別にしまう。(おうちでやってるか、やってないか、すぐわかっちゃいます。)
箱などに投げ入れない。
絵本は立ててしまう。踏まない。(踏んずけても気にしない子、多いです。)
絵本の正しい片づけ方を知る。(お家だと横にして重ねるお家もあるようで・・・。)
返事をする習慣をつける
名前を呼ばれた時や、質問などをされた時、返事をする習慣があると「聞く」ことも上手になります。
また、手伝ってほしい時ややってもらったときに「手伝って」や「ありがとう」を言えることも大事です。
→ やってもらうのが当たり前と思ってしまう第一歩です。
自分の持ち物と他人の持ち物の区別ができるようになる
持ち物をそろえるとき、タオルやお箸セット、ナフキン、お弁当を入れる巾着や袋など、キャラクターの物を揃えがちです。
同じものを持っている子も多いため、持ち帰りの時に間違えてしまう原因にもなります。(名前はきちんと書きましょう。)
自分の名前が読める子は問題ありませんが、年少だと読めない子もたくさんいます。
よって、何か目印をつけてあげる。(マークを描くとか、飾りボタンをつけるとか。)
もしくは、同じものにならないようにキャラクターを避けるのも、一つの方法です。
一番はお子様が困らないためにです。
より良い園生活を送るために
遊び | かみつかない |
たたかない | |
譲ることができる |
噛みつかない
年少くらいだと、言葉があまり上手に出ない子もいるために、何か思うようにいかないときに噛みついてしまう子がいます。
入園してすぐに起こることが多く、噛まれてしまった子に傷が残るようなことがあると親同士のトラブルにもなりまねません。
「まだ小さいから仕方がない。」で、片づけるのはよくありません。
幼稚園で噛む子は、お家でも噛んでいるはず。
いけないこと(噛んだら痛い)と分かるように繰り返し伝えましょう。
たたかない
これも、「噛みつかない」と同様です。
「たたかれると痛い」とわかるように、繰り返し伝えましょう。
譲ることができる
集団生活に慣れていないと、譲る気持ちがなかなか育ちません。
どうしても家庭だけだと、子どもの思うように事が進んでしまうので「我慢」「譲る」「順番」ということが難しくなります。
公園に行った時やいろいろな施設に行ったときに、少しずつ覚えていけるようにしておくと入園してからトラブルになりにくくなります。
「我慢」=ストレス=かわいそう ではないのです。
「幼稚園でいろいろなことを我慢しているから、ストレスでかわいそう。」は間違いです。
これらの事柄は、これから先の社会生活でとても大事になってくることです。
それを覚えるのが幼稚園でもあります。
意外と大事なこと
食事 | 一人で食べられる |
こぼさない | |
お弁当箱を片づける |
一人で食べられる
幼稚園では一人ひとりに、口に運んであげるような援助はできません。
入園までに「一人で食べられる」ようにしておきましょう。
給食などがある園では唐揚げやハンバーグなど一口サイズにはなっていません。
家庭では「食べやすいように細かく切ってあげている」赤ちゃんの延長はやめましょう。
よって、フォークで刺してかじって食べる練習をしておくことも大事です。(噛みちぎる練習、とても大事です。)
また、おにぎりの食べ方や冷たいご飯にも慣れておくと、お子さんが戸惑いません。
こぼさない
そこらじゅうにこぼしまくって食事をする子がいますが、おうちで教えられることは教えておきましょう。
「お皿やお弁当箱は体(おへそ)の前に置く。」
「テーブルと体が離れすぎないように座る。」
「いすなどに座って食事をするときは横を向いて食べない。」
食事中は立ち歩かない。
幼稚園での初めの頃のお弁当は「そぼろ弁当は控える。」← これ、とても大事です。(そこらじゅうにこぼしまくって食べる子の家庭ほどそぼろ弁当を持ってくるあるある。)
お弁当を片づける
食事の後に片づけをする。
食べっぱなしで、遊びに入ってしまうのではなく、片づける習慣をつけましょう。
一番良いのは入園前に、家庭でも幼稚園に持たせるお箸セットや弁当箱などを使って食事することです。
弁当箱やお箸セットのケースを一人で開けたり閉めたりする練習や、スプーンとフォークのしまう場所(形)を理解しておく。
おうちでも、弁当箱を入れる巾着や袋を「開ける」「閉める」練習をしておきましょう。
ナフキンをたたんだりすることもできると、より良いでしょう。